発表会

太鼓連・神戸輪田鼓会 発表会

太鼓研修生制度は1991年から始まり、約1年間の研修生期間を経て巣立った修了生は、これまでに300人を越えました。

あの忌まわしい大震災の年に不可能と思えた修了演奏会を全員の執念で開催し、見事成功させた第4期生が修了後もさらに太鼓を続けたいという要求で開設した教室が「輪楽鼓」です。

その後、「さ輪らび」「輪ぐるま」「輪花草」「輪ざくら」教室が次々と誕生してきました。

「太鼓連・神戸輪田鼓会」はこれら5教室と「第22期太鼓研修生」「第5期西宮太鼓研修生」「第4期西宮太鼓研修生中級」「太鼓衆団輪田鼓」を加えた9グループ80人で構成しています。(太鼓研修生・中級生は独自に修了演奏会を行います。)

太鼓衆団輪田鼓が指導している教室はほかに、研修生の経験がなくても随時に入会ができる「こうべ輪太鼓センター龍の輪会」教室があり、17教室170人が太鼓や民舞、しの笛、二胡を学んでいます。

こうした教室生たちの練習の場として、03年には、地元・全国大勢の皆様方のご協力、ご支援により、兵庫区内にこうべ輪太鼓センター会館を建設することができました。 また、08年5月には西宮市内に太鼓道場を開設し西宮地域にも太鼓・民舞の拠点ができたことにより、多くの愛好家が日々練習を重ねています。2010年1月からは、明石駅近くの会場で「和太鼓」教室を開講しています。

太鼓は、打つ者をして、その「心」「気」が音に、響きに忠実に現れてくるものです。今後も日本の伝統芸能を通して、「人との出会い友との出会い」の輪を大切に、新たな自分自身を発見していけるよう、研鑽を重ねていく所存です。

過去のプログラム

(第1ステージ)

  • 屋台ばやし : さ輪らび
  • ぶちあわせ太鼓 : 輪ざくら
  • 花がたみ 〈作調/玉村武〉 : 輪楽鼓
  • 海のおはやし〈作調/田楽座〉 : 輪ぐるま
  • エイサー「三線の花」 : 民舞教室風の輪

(第2ステージ)

  • 宇治川太鼓 〈作調/玉村武〉 : 輪っしょい
  • 権兵衛太鼓くづし 〈作調/玉村武〉 : 輪ぐるま
  • 義経先陣太鼓 〈作調/田中嘉治〉 : 輪楽鼓
  • 竜の鱗 〈作調/田中嘉治〉 : 輪ざくら
  • 友愛の鐘 〈作調/関刀鼓・編調/田中嘉治〉 : さ輪らび
  • 天我蒼天 〈作調/塩原良〉 : 大太鼓教室
  • 大太鼓一人打ち「命 導MEIDOU」〈作調/塩原良〉 : 塩原 良
  • 海(あま)ひらく大輪田-平清盛― 〈作調/田中嘉治〉 : 輪田鼓
  • 鵜飼かがり火太鼓 〈作調/関刀鼓〉 : 教室生合同

こうべ輪太鼓センター龍の会 発表会

こうべ輪太鼓センターは、太鼓衆団輪田鼓を専属チームとして、93年に発足して以来、郷土芸能の継承発展を願い、人と人を結び、新しい自己を表現する人間性を回復する「力」を引き出す「和太鼓」の普及に努めてきました。

また、太鼓や民舞の関連商品や道具の取り扱い、和太鼓の演奏、指導、講習会等、太鼓に関するハードからソフトまでいろいろなニーズに応え、多様な活動を展開してきています。

96年に長田区内に太鼓道場を開設し、太鼓をやってみたいという人たちの願いに応えようと98年にこうべ輪太鼓センター教室を開講しました。

03年には、皆様方のご協力・ご支援により、兵庫の南の地にこうべ輪太鼓センター会館を建設することができました。開講当時は7教室でしたが、現在では、新たに西宮教室も加わって18教室となり、約250名が太鼓や民舞、しの笛を学んでいます。

「こうべ輪太鼓センター龍の会 発表会」は、その教室生たちの日頃の練習成果を披露する場です。

まだまだ未熟ではありますが、老若男女を問わず、太鼓や民舞・しの笛の日頃の練習成果を精一杯演じている姿をご覧いただけます。そして、日本の伝統芸能を通して、「人との出会い友との出会い」の輪を大切に、新たな自分自身を発見していけるよう、研鑽を重ねていく所存です。

2017年 第17回 龍の輪会発表会 報告

第17回こうべ輪太鼓センター龍の輪会発表会が、2017年7月30日(日)垂水勤労市民センターレバンテホールにて行われました。
一年間の練習の成果を披露するで、緊張しながらも、頑張ろうという気持ちが溢れています。

開幕は和太鼓リトミックの「ラッコっ鼓」の子どもたちと6名の元気のよいあいさつで始まり、講師樫原さんが子どもたちと一緒に叩く保育士・教員のクラス「ぽんぽ鼓」のメンバーのためにアレンジした「やたいばやし」で幕をあけました。
かわいい子どもたちの小粋な決めポーズも見られ会場から温かい拍手をいただきました。

次は今回初めての出演のコープカルチャー兵庫の皆さんによる「龍神太鼓」初めての舞台だけあって緊張と共に新鮮さも感じられました。
篠笛教室は講師高野巧氏のリードで「月」「浜辺のうた」「スマイル」「千本桜」をそれぞれ篠笛ソロ演奏と和太鼓を交代で打ち、浴衣姿も粋良くきまり、暑さ忘れさせる演出でした。

ジュニア和太鼓「輪童」は、小学生中学生8人の教室で、「鵜飼かがり火太鼓」を叩き、そのバチさばきは大人顔負けで、夜空に燃えるかがり火が表現され、お客さまから大きな拍手をいただきました。

今回初出演の南京玉すだれ西宮教室は八房里香先生のリードのもと、「あっ、サテサテサテ」とかけ声をかけながら神戸の名所「布引の滝の白糸」や「明石大橋」などつぎつぎに小気味よく作って、会場からやんやの拍手が起こりました。

民舞教室「風の輪」は神戸教室紅、西宮教室翠のメンバーで、エイサー「三線の花」を踊りました。大太鼓とパーランクでにぎやかに叩き踊り、見る人を元気にさせてくれます。

3才~小・中学生~お母さんと幅広いメンバー「あかし太鼓」は、今回龍神太鼓を叩きましたが、日照りに困る村人たちの様子を寸劇(?)で表現。太鼓もそれぞれの年齢にあった出番があり、息のあった太鼓でした。

二部の開幕は、親子クラス“風の鼓”がMIYAKEを披露。三宅太鼓をベースに演者一人ずつにスポットもあたり、生き生きと表現していました。

「二胡教室」は♪負けないで ♪世界に一つだけの花を講師の李亜輝先生と一緒に演奏。李先生の二胡と田中代表の太鼓のコラボでおまつりマンボを演奏してくださいました。

にしのみや太鼓は水軍太鼓/渦潮の曲を演奏。いつも明るく楽しいにしのみや太鼓らしい演奏でした。

熟女集まる「お母さん太鼓」北陸に伝わる太鼓のリズムをベースに移動打ち、クロス打ち等遊び心いっぱいの演奏でした。

民舞教室風の輪の十八番「南中ソーラン」は、年齢を感じさせない躍動感で、舞台狭しと踊りました。

教室生発表のトリは土魂鼓の「長良清流上り打ち」。きちんと長良川を上れるかと心配していたのですが、何とか上る事ができ、演奏を締めくくりました。

高野先生の大太鼓はいつもながらに、勇壮な大太鼓を聞かせて下さいました。

講師陣の太鼓衆団輪田鼓は「友愛の鐘」。
輪田鼓にとって色々な事を教えていただいた関の孫六太鼓の故関刀鼓氏が輪田鼓のために作調してくださった鉦のみを使ったこの曲を、太鼓の曲として田中代表が変調したもので、震災からの復興を願う「鎮魂と希望の太鼓として演奏しました。

フィナーレは出演者合同による「太鼓ばやし」を約70名で演奏しました。

ハプニングや失敗があったりもしましたが一人ひとりが精一杯太鼓、踊り等に打ち込んでいる姿はきらきら輝いて、練習の時よりの一周り二周りも成長しているように見えました。

過去のプログラム

(第1ステージ)

  • どん・ソレ! : 和太鼓リトミック ラッコっ鼓
  • 朧月夜 / 上を向いて歩こう / 見上げてごらん : 二胡教室
  • 龍神太鼓 :  お母さん教室
  • ひびき :  ぽんぽ鼓
  • 南中ソーラン :  民舞教室 風の輪
  • 若武者太鼓 :  ジュニア和太鼓 輪童
  • 二胡独奏 空山鳥語・競馬 : 李 亜輝
  • 花がたみ : 神戸ろう和太鼓集団鼓神太鼓

(第2ステージ)

  • 風の鼓ばやし2011 :  風の鼓
  • サマータイム / アヴェ・マリア / アメージング・グレイス : 高野巧篠笛教室
  • 大太鼓独奏 : 高野巧
  • 山のお囃子 : にしのみや太鼓
  • 銚子の早打ち太鼓 : 土魂鼓
  • ぶちあわせ太鼓 : 太鼓衆団輪田鼓
  • 太鼓ばやし : 合同演奏

太鼓研修生 修了演奏会

こうべ輪太鼓センターの専属太鼓チームである太鼓衆団輪田鼓は、1989年に創立して以来、さまざまな形で太鼓・民舞の普及活動を展開してきました。とりわけ、その輪田鼓が講師をつとめる「太鼓研修生」は91年から始まっています。

太鼓研修生は、研修生生活の中で「技術の習得」とともに「人の心と心を結び、立場や能力、生活条件それぞれに違う者同士の中で人との協調の輪づくりを広げていく、新しい自分を発見する」「自分自身の潜在的な能力を開花させる自己表現・人間性の向上」につながる和太鼓の魅力に気づいていくのです。

生まれて初めて握る バチに新鮮さを覚え、1年間、仲間とともにこの日を目標に歩んでまいりました。

その太鼓と出会った研修生にとって、研修生という立場では この修了演奏会が最初で最後の舞台となります。まだまだ未熟ではありますが、精一杯演じる太鼓研修生たちの情熱を感じることができます。

2015年プログラム

(オープニング)

  • ラン ・ 龍神太鼓 : たいよう太鼓、なかよし保育園・高槻あいわ保育園合同

(1ステージ)

  • 太鼓ばやし : 研修生
  • 鵜飼かがり火太鼓 : 中級生
  • 民舞 南中ソーラン : 民舞教室風の輪

(2ステージ)

  • 中級生教室紹介 : 中級生
  • 千の海響 : 中級生
  • 研修生教室紹介 : 研修生
  • ぶちあわせ太鼓 : 研修生
  • 花がたみ : 太鼓衆団輪田鼓
  • ラン合同 : 研修生・中級生・たいよう太鼓
  • にぎわい太鼓 : 研修生・中級生・たいよう太鼓

(演目紹介)

ラン
まぶしい太陽の下で、風が走る。雲が走る。
沖縄で生まれたこの曲は、南の島の風に乗って走るような楽しさがあります。軽快な爽やかな楽しさです。

龍神太鼓
石川県に伝わる「えのめのえびす太鼓」のリズムにヒントを得てアレンジした曲です。
龍神太鼓とは、その昔、大干ばつに襲われた時に老いも若きも男も女も雨雲を呼びおこす天の龍神様を
誘い出す雨乞いの太鼓を打ち鳴らしたと言われています。

太鼓ばやし
岐阜県の恵那郡串原村に伝承されている中山太鼓を聞いて、伊那の田楽座が初心者向けに作曲しました。これに四日市青年合唱団が笛を加えました。
リズム、打ち方、振りも変化に富み、打って楽しい太鼓です。

鵜飼かがり火太鼓
千年余の昔より伝わる関市の小瀬鵜飼は、関市一の観光です。川面に真っ赤なかがり火を映し、川面に揺れな
がら、しきりに燃えさかる炎を、打ち手は赤い房バチを回転して表現します。作調の後半は、鵜たちが鮎を求
めて勢いよく水中に潜る勇敢な姿を、強弱打法でテンポを早めて勇壮に打ちます。

南中ソーラン
民謡歌手伊藤多喜雄さんが歌うロック調の「ソーラン節」。その曲にあわせて、北海道稚内市の稚内中学校の取組みによって出来上がったカッコイイ「ソーラン節」の踊りです。北海道・稚内南中学校は、この踊りで学校再建を果たしました。ドラマ金八先生でも取り上げられ、全国各地で踊られています。元気よく力強い踊りは、心を揺さぶるものがあります。

千の海響
神戸21世紀・復興記念事業の一つとして取り組まれた「神戸21世紀海響祭」で1000人の太鼓愛好者や
一般参加者とともにたたいた演目です。太鼓の響きとともに明日への希望を打ち鳴らす太鼓として、世界的に有名な太鼓奏者林英哲氏によって作調された曲です。

ぶちあわせ太鼓
ぶちあわせ太鼓は、神奈川県三浦半島三崎地方に伝わる太鼓です。大漁を祈るお祭の出し物の一つで、三崎にある小高い丘と対する小島とに分かれて太鼓の打ち手が陣取り、その太鼓の響きを競い合い、勝った方がその年は大漁だとされるものです。勝てば良いが、負けた方は太鼓の皮を破られ海に放り込まれたりしたと言われるほど激しいもので、別名「ケンカ太鼓」とも呼ばれています。

花がたみ
北陸・福井県の今立町の有名な太鼓である「権兵衛太鼓」保存会会長玉村武氏の作調です。花筐(はながたみ)というのは地元の花筐神社に因んでいます。「花がたみ」とは雅語的表現の「はなかご」という意味があります。日本で花とは、桜が代表的ですが、古くは梅の花をも指していました。花かごから花の香り、梅香(うめがか)が漂っています。梅香の香(か)は、歌(か)も表します。ここでいう歌とは、花の舞の歌であり、太鼓の音(ね)が、あたかも歌をうたっているような、風に乗り香りが流れる歌のことです。巧みなバチさばきはきっと見る者を圧倒させるに違いありません。技に溺れず人を磨き打つ太鼓です。

にぎわい太鼓 
うたごえ60周年東京祭典の記念創作曲。とても明るい曲想で、太鼓を打つ楽しさが伝わってきます。

 

 

関連リンク

神戸市役所センター合唱団"神戸笑いっ子センター"